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Jackery ポータブル電源 1000で冷蔵庫を動かせます。各機種で解説!

Jackery(ジャクリ) の1000シリーズ(1000、1000Pro、1000Plus、1000New)は比較的コンパクトながら災害や停電時、アウトドアなどで家庭用冷蔵庫の電源をしっかり確保できる便利なポータブル電源です。

本記事では、Jackery 1000 Newや1000 Plusの特徴や、どのくらい家庭用冷蔵庫を動かすことができるのかを解説します(1000と1000 Proは旧モデルのため、今では購入するメリットがありません)。

ポータブル電源で冷蔵庫を動かしたいと考えている方に役立つ情報をお届けしますので、是非最後までお読みください。

セール品の特設ページはこちら(Jackery公式)

目次

冷蔵庫の消費電力について

ポータブル電源で冷蔵庫を何時間くらい動かせるかを知るには、まずは冷蔵庫の消費電力量を把握しておく必要があります。

ここでは、定格消費電力年間消費電力量といった消費電力の基本的な概念、冷蔵庫の一日の消費電力量について解説します。

定格消費電力とは?

定格消費電力(W)とは電化製品が安定して最大限の能力を発揮したときに消費する電力のことです。例えば、扇風機の風量をMAXで動かしているときの消費電力と考えるとわかりやすいでしょう。

しかし、冷蔵庫の場合は最大の能力で稼働させることは普通はありせん。冷蔵庫を最大の能力で稼働せさようとしたら、冷蔵庫を開きっぱなしにしたり、熱い物を入れたり、異常な高温の場所で使用したり、といったことが考えられますが、普通はそんな使い方はしませんよね。

Jackery公式サイトでも稼働時間のシミュレーションができますが、Jackery公式サイトでは定格消費電力をもとに算出しているので、冷蔵庫の場合は実際の稼働時間よりもかなり短い時間が表示されるのです。

なので、冷蔵庫の消費電力の目安を知るには年間消費電力量を基準にしたほうがよいです。

年間消費電力量とは?

年間消費電力量とは、電化製品を実際の使用条件に近い環境で1年間使用したと仮定した場合に消費する電力量のことです。単位はkWh(キロワット時)。

年間消費電力量は冷蔵庫本体や説明書に記載されています。また各メーカーの公式サイトでも確認できるかと思います。

年間消費電力量は電気料金の目安として使われることが多いです。

計算例:年間消費電力量(kWh)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)=年間電気料金

例えば、年間消費電力量が200kWhの製品を1kWhあたり31円と仮定して使用した場合の電気料金は以下のようになります。

200×31=6,200(円)

冷蔵庫の一日あたりの消費電力量は?

さて、読者が知りたいのはポータブル電源で冷蔵庫を何時間くらい使用できるか、ですよね。それには冷蔵庫が一日にどれくらい電力を消費するかを知るとわかりやすくなりますよ。

冷蔵庫の一日あたりの消費電力量(目安)は、

年間消費電力量(kWh)÷365(日)=一日あたりの消費電力量(目安)

となります。

ただ、これはあくまでも目安であり、実際の消費電力量は外気温、開閉回数、詰め込み具合、冷蔵庫の周囲の状況など、様々な要因によって変わってくるので、その点はご注意ください。

そしてこの記事では、以下、年間消費電力量が237kWh(一日あたり650Wh)の冷蔵庫を想定して解説していきたいと思います。

なぜ237kWhかと言いますと、一般財団法人 家電製品協会のHPに、冷蔵庫の一般的な年間消費電力量は237kWhとあるからです(2023年の場合)。

Jackery ポータブル電源 1000で冷蔵庫を何時間使用できる?

本文の最初で説明したように、Jackery 1000と1000 Proは旧モデルであり、スペック的にも価格的にも今では買うメリットはありません。

ですので、新しいモデルであるJackery 1000 Newと1000 Plusで冷蔵をがどれくらい稼働できるかをそれぞれ解説します。

Jackery 1000 Newの場合

【Jackery 1000 Newの主要スペック】

  • 容量:1070Wh
  • 定格出力:1500W(瞬間最大3000W)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
  • バッテリー寿命:4000回
  • 重量:約10.8Kg
  • ACコンセント充電:1.7時間(急速充電1時間)
  • 発売日:2024年8月

Jackery 1000 Newは、定格出力が1500W(瞬間最大3000W)で、家庭用冷蔵庫を起動させるには十分な出力があります。

そして、Jackery 1000 Newは容量が1070Whなので、一日あたり650Whを消費する冷蔵庫を想定した場合、おおよそ40時間近く稼働する計算となります。

もちろん、これはあくまで一般的な冷蔵庫の電力消費量をもとにした稼働時間です。ご自分でお使いの冷蔵庫の説明書などから年間消費電力量を調べ、365日で割って一日の推定消費電力量を計算してください。

また、同じ機種の冷蔵庫でも消費電力量は使い方によって変わりますので、あくまで参考値ということは理解しておきましょう。

どうしても正確な消費電力量を知りたい場合は、ワットチェッカーを使うとよいです。ワットチェッカーをコンセントと家電製品の間に接続することで、リアルタイムの消費電力(W)や積算消費電力量(Wh/kWh)を測定できます。

Jackery 1000 Newはこちら(公式)

Jackery 1000 Plusの場合

【Jackery 1000 Plusの主要スペック】

  • 容量:1264Wh
  • 定格出力:2000W(瞬間最大4000W)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
  • バッテリー寿命:4000回
  • 重量:約14.5Kg
  • ACコンセント充電:1.7時間
  • 発売日:2023年7月

Jackery 1000 Plusは容量1264Wh、定格出力2000W(瞬間最大4000W)と、1000 Newよりもスペックが上です。

そして、Jackery 1000 Plusは容量が1264Whなので、一日あたり650Whを消費する冷蔵庫を想定した場合、おおよそ47時間近く稼働する計算となります。ほぼ丸二日ですね。

さらに、1000 Plusは専用の拡張バッテリー(別売)を最大3つまで接続することができます。3つ接続すると5KW(5000W)まで容量を拡張できます。その場合、なんと185時間近く稼働する計算となります。

1000 Newでは物足りないという方は、費用はかかりますが、1000 Plus+拡張バッテリーの組み合わせもおすすめです。

Jackery 1000 Plusはこちら(公式)

ポータブル電源と冷蔵庫の賢い使い方

以下のトピックについて解説していきます!
  • ソーラーパネルを併用するとより安心
  • ポータブル冷蔵庫をポータブル電源で動かすのもおすすめ!
  • 停電やキャンプ時に冷蔵庫をポータブル電源で動かすときの注意点

ソーラーパネルを併用するとより安心

ソーラーパネルを持っておくと、ACコンセント充電に頼ることなくポータブル電源に充電できるので、より安定した電源確保ができます。

例えば、Jackery 1000 Newの場合、400Wのソーラーパネルまで対応しています。

ですので、Jackery SolarSaga 100Wソーラーパネルなら最大4枚、Jackery SolarSaga 200Wソーラーパネルなら最大2枚接続できます。

もちろん、Jackery SolarSaga 100Wソーラーパネルを1枚だけといった使い方でもだいじょうぶですよ。充電時間は長くなりますが。

1000 Newの場合だとソーラーパネルを使用した充電時間の目安は以下のようになります。

  • ソーラーパネル入力100W:15時間
  • ソーラーパネル入力200W:8時間
  • ソーラーパネル入力400W:3時間

ソーラーパネルなので、充電環境はもちろん天候に左右されますが、持っておけば災害や停電時の心強い味方になるのは間違いありません。

ポータブル冷蔵庫をポータブル電源で動かすのもおすすめ!

ポータブル冷蔵庫(車載冷蔵庫)は、キャンプや車中泊、防災時の備えとして重宝するアイテムであり、ポータブル電源を用いて稼働させることが可能です。

多くのポータブル電源は、ポータブル冷蔵庫に必要な電力を賄えるので、アウトドアや災害時でも冷蔵機能を確保できます。

アウトドア環境では車から電力を確保する方法もありますが、車のエンジンをかけ続ける必要があるため、ポータブル電源を使う方が効率的です。

また、冷蔵庫内の温度が安定しやすくなるため、食品や飲み物を安全に保管できます。

さらに、ポータブル冷蔵庫を電源で長時間稼働させるには、冷却効率を高める工夫も効果的です。

具体的には、ドアの開閉を最小限にしたり、事前に食品を冷やしてから入れると、消費電力を抑えられます。

また、ソーラーパネルと組み合わせれば、長時間の連続使用が可能となり、停電時の備えとしても役立つでしょう。

ポータブル電源で冷蔵庫を動かす際には、消費電力量や使用時間に応じた適切な電源容量と使用方法を理解し、効率的に電力を使うことで、より安心して利用できるようになります。

停電やキャンプ時に冷蔵庫をポータブル電源で動かすときの注意点

停電時やキャンプ時に冷蔵庫をポータブル電源で動かす際には、電力消費を最小限にし、冷蔵機能を長持ちさせるための工夫が求められます。

特に、ポータブル電源は容量が限られているため、効率的に使用しないとすぐに電力を使い切ってしまう可能性があります。

ドアの開閉回数を少なくする

まず、冷蔵庫のドアを開閉する回数を減らし、庫内温度の安定を図ることが重要です。

冷蔵庫のドアを頻繁に開けると外気が入り込み、再度庫内を冷却するために余分な電力を消費してしまいます。

特にキャンプでは気温が高くなる場合もあるため、冷蔵庫を直射日光の当たらない場所に置くことも効果的です。

冷蔵庫の温度設定を適切にする

また、冷蔵庫の温度設定を適切に調整することで、消費電力を抑えることができます。

温度を低く設定しすぎると電力消費が増えるため、庫内の食材が適切に冷えた状態を保てる程度に設定しましょう。

事前に冷やしておいた食材や飲料を入れておくと、冷却のために必要な電力も抑えられます。

ポータブル電源のスペックにも注意

ポータブル電源の容量にも注意が必要です。

冷蔵庫の使用時間を延ばすためには、できるだけ大容量のポータブル電源を用意しましょう。

一般的に500Wh以上の容量があると安心ですが、長期間の停電や数日のキャンプでは1000Wh以上の容量が推奨されます。

以上の点に気をつけて、冷蔵庫を効率よく使用することで、停電時やキャンプ時でも食材や飲み物を安全に保管することができます。

記事まとめ

冷蔵庫をJackery ポータブル電源 1000でどのくらい動かすことができるかを知るには、まず冷蔵庫の消費電力について押さえておきましょう。

冷蔵庫の消費電力を知るには、冷蔵庫の年間消費電力量から算出する方法がおすすめです。

Jackery 1000 NewやJackery 1000 Plusなら、一般的な冷蔵庫なら1~2日くらいは動かせる計算となっています。

ただ、消費電力は使用環境や使い方によってもだいぶ異なってきますので、あくまでも参考程度にお考えください。

また、ソーラーパネルを使用して、より安定的な電力を確保するのもおすすめです。車中泊ではポータブル冷蔵庫も非常に使い勝手が良いです。

以上、Jackeryポータブル電源1000シリーズで冷蔵庫を動かせるかどうかを解説させていただきました。

ポータブル電源で冷蔵庫を使用する際の参考になれば幸いです。

セール品の特設ページはこちら(Jackery公式)

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