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【新発売】Jackery 500 Newのレビュー|500Whクラスポタ電の実力を徹底解剖!

ついに、ポータブル電源業界の巨人Jackeryから待望のニューモデル「Jackery 500 New」が市場に投入されました。

500Whクラスといえば、日帰りアウトドアから防災備品まで、最も需要の厚い激戦区。

そんな市場にJackeryが満を持して送り込んできたこの一台が、果たして既存の常識を覆すほどのポテンシャルを秘めているのか、プロの視点からその核心に迫ります。

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目次

Jackery 500 Newの基本スペック

まずはJackery 500 Newの基本スペック情報を確認しましょう。わかりやすく整理しました。

基本スペック

  • 定格容量:512Wh
  • 定格出力:500W(瞬間最大1000W)
  • バッテリー:LiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン電池)
  • サイクル数:6000回
  • 重量:5.7Kg
  • AC充電:70分
  • ソーラーパネル最大:200W(100W×2または200W×1)
  • ソーラーパネル充電:100W:6.8時間、200W:3.4時間
  • 並列接続:不可
  • 容量の拡張:不可
  • 出力ポート構成:AC×2、USB-C×2、USB-A×1、シガーソケット×1
  • UPS機能:あり(0.01秒未満)
  • パススルー機能:あり
  • 専用アプリ:なし
  • 騒音値:充電時:36dB、動作時:32dB
  • 発売日:2025年7月
  • 定価:59,800円
  • セール時の価格:約35,800円

Jackery 500 Newのレビュー。特徴やおすすめポイントは?

もはや一生モノ?常識を覆す6000回サイクルの長寿命バッテリー

まず結論から言えば、このモデルは単なるアップデートではなく、今後の500Whクラスの「基準」を塗り替える一台になるかもしれません。その最大の理由は、心臓部であるバッテリーにあります。

採用されたのは、もはや高性能モデルの代名詞となりつつあるリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)電池です。驚異的なのはそのサイクル寿命で、なんと6000回。

これは、仮に毎日欠かさず充放電を繰り返したとしても、15年以上使い続けられる計算になります。これまでの一生モノが、文字通り「一世代モノ」へと進化したと言えるでしょう。

この圧倒的な長寿命は、一度手に入れれば買い替えの心配から解放されるという、絶大な安心感につながります。

「あ、充電忘れた!」が過去になる。革命的な70分の超高速充電

さらに、実用面で革命的とも言えるのが、その充電スピードです。

ACコンセントからの充電時間はわずか70分。これまでのモデルが数時間を要していたことを考えれば、もはや異次元の速さです。

「週末のキャンプに持って行こうと思っていたのに、充電を忘れていた!」なんていう、ありがちな失敗も過去のものになるでしょう。

お出かけ前の支度をしている間にサッと満充電にできる手軽さは、ポータブル電源の利便性を根本から引き上げてくれます。

加えて、最大200Wのソーラーパネル入力に対応している点も見逃せません。アウトドアシーンや万が一の災害時において、太陽光から効率よくエネルギーを確保できる能力は、まさに生命線となりえます。

日常の快適性と万が一の信頼性。静音設計と本格UPS機能

静音性への配慮も、このモデルの完成度の高さを物語っています。

動作時の騒音値は32dBと、まるでささやき声のような静けさ。これなら、静寂が求められる車中泊や、家族が寝静まった深夜の書斎でも、まったく音を気にすることなく快適に使用できます。

そして、特筆すべきは0.01秒未満で切り替わるUPS(EPS)機能の搭載です。

これはもはや「簡易的」なバックアップ電源の域を超えており、突然の停電からデスクトップPCのデータやルーターの接続を守るための、信頼できる保険となります。

購入前に必ずチェック!割り切りも必要な拡張性と操作性

もちろん、完璧な製品というわけではありません。

購入前に留意すべきは、容量の拡張や並列接続ができないという点です。つまり、512Whという容量があなたの使い方の上限になります。

また、専用アプリが用意されていないため、スマートフォンからの遠隔操作や詳細な電力管理はできません。この割り切ったシンプルさを良しとするか、物足りないと見るかは、ユーザーのスタイルによって評価が分かれるでしょう。

しかし、これらの点を差し引いてもなお、圧倒的な長寿命、超高速充電、そして高い静粛性という基本性能を極めて高い次元でまとめ上げた「Jackery 500 New」が、今後の500Whクラスの製品選びにおける、新たなベンチマークとなることは間違いなさそうです。

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Jackery 500 Newがおすすめな人

「Jackery 500 New」の持つ特徴は、特定のニーズを持つ方々にとって最高の選択肢となるでしょう。

Jackery 500 Newがおすすめな人
  • ポータブル電源の世界に、まず一歩踏み出したい初心者の方
  • 日帰りや1泊のライトなキャンプ・車中泊を楽しむ方
  • 「いざという時」に備えたい、防災意識の高いご家庭
  • コスパを重視しつつ「安物買いの銭失い」はしたくない賢明な方

1. ポータブル電源の世界に、まず一歩踏み出したい初心者の方

「ポータブル電源に興味はあるけど、どれを選べばいいか分からない…」という方に、このモデルは最適です。

信頼と実績のあるJackeryブランドであることに加え、512Whという容量はスマートフォンの充電から小型の扇風機、電気毛布(一晩程度)まで、基本的な用途を十分にカバーできるため、「買ってみたけど容量が小さすぎて使えなかった」という失敗が少ないでしょう。

操作もシンプルで、長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、安心して長く使い始められます。

2. 日帰りや1泊のライトなキャンプ・車中泊を楽しむ方

週末にふらっと出かけるようなライトなアウトドアスタイルの方には、まさにジャストサイズです。大げさな大容量モデルは重くて場所を取りますが、5.7Kgという重量は持ち運びも苦になりません。

特筆すべきは70分というAC急速充電。金曜の夜に「明日キャンプに行こう!」と思い立っても、朝の準備中に満充電が完了します。

静音性も高いので、静かな夜の車内で使用してもまったく気にならないでしょう。

3. 「いざという時」に備えたい、防災意識の高いご家庭

長期間使わなくても劣化しにくいリン酸鉄リチウムイオン電池は、防災備蓄品として非常に優れています。

サイクル寿命が6000回と非常に長いため、普段はPCのバックアップ電源(UPS機能)として活用しつつ、定期的に充放電してコンディションを維持するという使い方も可能です。

停電時には、これ一台でスマートフォンの充電による情報収集や、LEDライトによる照明確保など、最低限のライフラインを数日間維持できます。

4. コスパを重視しつつ「安物買いの銭失い」はしたくない賢明な方

セール時の約35,800円という価格は、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、高速充電やUPS機能まで備えた最新モデルとしては破格と言えます。

一時的な安さだけでなく、「6000回使える」という圧倒的な長寿命を考えれば、1回あたりのコストパフォーマンスは非常に高くなります。

長く安心して使える信頼性の高い一台を、できるだけコストを抑えて手に入れたいという方に強くおすすめします。

慎重に検討したほうが良さそうな人

一方で、すべての人に「Jackery 500 New」が最適というわけではありません。ご自身の使い方によっては、他の選択肢の方が幸せになれる可能性があります。

慎重に検討したほうが良さそうな人
  • 消費電力の大きい家電を多用する本格キャンパーの方
  • 「まずはお試しで。足りなければ後から拡張したい」と考えている方
  • アプリで電力状況を細かく管理したいガジェット好きの方

1. 消費電力の大きい家電を多用する本格キャンパーの方

連泊キャンプや大人数での利用を想定し、電子レンジやIH調理器、ドライヤー、コーヒーメーカーといった消費電力の大きい家電を気兼ねなく使いたい方には、容量(512Wh)と定格出力(500W)の両方が不足します。

これらの家電は1000W以上の出力を要求することが多く、そもそも動作させることができません。

このような用途がメインの方は、Jackeryの上位モデルである「1000 New」や「2000 New」など、より大容量・高出力なモデルを検討すべきです。ただ、その分お値段は高くなりますが……。

2. 「まずはお試しで。足りなければ後から拡張したい」と考えている方

このモデルの大きな特徴として、容量の拡張ができない点が挙げられます。

そのため、「まずは500Whで試してみて、もし足りなければ後からバッテリーを買い足して容量を増やそう」という計画には対応できません。

将来的に使用シーンが広がる可能性がある方は、バッテリーの増設に対応しているJackery「600 Plus」や「1000 Plus」あたりを視野に入れると後悔がないでしょう。

3. アプリで電力状況を細かく管理したいガジェット好きの方

Jackery 500 Newは専用アプリに対応していません。

そのため、スマートフォンからバッテリー残量を確認したり、電力の入出力をリアルタイムでモニタリングしたり、出力ポートを個別にON/OFFしたりといった操作はできません。

本体のディスプレイで完結するシンプルさは利点でもありますが、あらゆるデバイスをスマホで管理したいガジェット志向の強い方には、物足りなく感じるでしょう。

記事まとめ

このモデルの核心的な価値は、ポータブル電源の基本である「蓄電」と「充電」の性能を、圧倒的なレベルにまで引き上げた点にあります。

「毎日使っても15年以上」という驚異的な長寿命を誇るリン酸鉄リチウムイオン電池と、「お出かけ前にサッと満タン」を実現する70分の超高速充電。

この2つの強固な土台の上に、静音性やUPS機能といった付加価値をバランス良く搭載しています。

もちろん、容量の拡張ができない、専用アプリがないといった割り切りも必要です。

しかし、裏を返せば、それは「余計な機能を削ぎ落とし、本当に重要な基本性能と安全性を追求した」というJackeryの哲学の表れとも言えるでしょう。

もしあなたが、ポータブル電源の入門機を探している初心者の方や、週末のライトなアウトドアを楽しむ方、そして万が一の防災に備えたいと考えているなら、「Jackery 500 New」はまさに理想的な一台となると思いますよ。

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