「Jackery(ジャクリ)のポータブル電源は、充電しながら使用しても大丈夫なの?」
そんな疑問を持つ方も多いでしょう。高価な機材だけに、故障やバッテリーの劣化は絶対に避けたいところです。
結論からお伝えすると、Jackeryのポータブル電源は充電しながら家電を使用すること(パススルー充電)が可能です。
しかし、実は何も知らずに使い続けるとバッテリーの寿命を縮めてしまうリスクがあります。
この記事では、Jackeryを充電しながら使うパススルー機能の仕組みと、大切なポータブル電源を長く使い続けるために知っておくべき3つの注意点について詳しく解説します。
便利だからと使いすぎて後悔しないよう、ぜひ最後までご覧ください。
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充電しながら使用できる機能:パススルー充電とは

Jackeryのポータブル電源は、ACアダプターやソーラーパネルで本体を充電しながら、同時に他の家電製品へ電気を供給することが可能です。
この機能は専門用語でパススルー充電(Pass Through Charging)と呼ばれています。
Jackery製品は基本的にこのパススルー機能に対応しており、コンセントがない屋外や移動中の車内などで非常に重宝する機能です。
パススルー充電の仕組みとメリット
通常、ポータブル電源は本体を充電するか家電を使うかのどちらか一方を行うのが基本です。
しかし、パススルー機能を使えば、電気の入り口(入力)と出口(出力)を同時に稼働させることができます。
具体的には、以下のようなシーンで活躍します。
キャンプ・アウトドア(ソーラー充電)
日中にソーラーパネルでポータブル電源を充電しつつ、同時にUSBポートからスマホやスピーカーを充電する。
車中泊・ドライブ(シガーソケット充電)
走行中に車のシガーソケットからポータブル電源を充電しつつ、接続したポータブル冷蔵庫を冷やし続ける。
このように、電気の供給を絶やしたくないけれどポータブル電源自体の残量も回復させたいという場面で、パススルー充電は非常に便利な機能となります。
※ごく一部の旧型モデルや、特定の条件下では制限がある場合もありますので、お持ちの機種の仕様書も併せてご確認ください。
充電しながら使うリスクとデメリット

パススルー充電を日常的に繰り返すと、ポータブル電源本体に以下のような影響が出る可能性があります。
後悔しないよう、必ず押さえておきましょう。
バッテリーの劣化を早める
最大のデメリットはバッテリーの寿命が縮むリスクです。
リチウムイオン電池は熱に弱いという性質を持っています。
- 充電時: 電気が流れ込むことで熱が発生します。
- 給電(使用)時: 電気を放出することで熱が発生します。
パススルー充電を行うと、この2つの動作を同時に行うことになるため、内部の温度が上昇しやすくなります。
この高温状態がバッテリー内部の化学反応を促進させ、劣化(最大容量の減少)を早める大きな原因となります。
特に、気温が高い夏場のキャンプや直射日光が当たる場所でのパススルー充電は、バッテリーへのダメージが大きくなるため注意が必要です。
本体の充電完了までの時間が長くなる
充電しているのになかなか100%にならない、と感じることがあるかもしれません。
パススルー充電中は、入ってきた電力が優先的に接続機器(スマホや家電)へ送られ、余った電力だけがポータブル電源のバッテリー蓄電に回されます。
例えば、以下のような状況を想像してください。
- 入力(充電): 100W
- 出力(使用): 60W
この場合、バッテリーの充電に使われるのは差分の40Wだけです。通常時(100Wで充電)に比べて充電速度が大幅に遅くなるため、急いで充電を完了させたい場合には不向きです。
充電していても残量が減っていく場合がある
コンセントに繋いでいるから残量は減らないはず、と思い込むのは危険です。
充電される電力よりも消費する電力の方が大きい場合、充電しながらであってもバッテリー残量は徐々に減っていきます。
- 入力: 60W(曇り空のソーラーパネルなど)
- 出力: 100W(電気毛布やプロジェクターなど)
この状態(入力 < 出力)で使い続けると、最終的にはバッテリー残量がゼロになり、給電が停止してしまいます。
パススルー充電を行う際は、本体の液晶画面でINPUT(入力)とOUTPUT(出力)の数値バランスを確認することが大切です。
バッテリー寿命を延ばすための正しい使い方

パススルー充電は便利だけどバッテリーが傷むのは困るという方は、以下の3つのポイントを意識して運用しましょう。これだけで、バッテリーへの負担を大幅に軽減できます。
常時パススルーは避け、必要な時だけ使う
最も確実な対策は、充電と使用を可能な限り分けることです。
基本的には「家で満充電にしてから持ち出す」「寝ている間に充電する」といった運用を心がけましょう。
パススルー充電は、連泊キャンプでどうしても日中の充電が間に合わない時や、災害時や停電時で一刻も早く情報を得るためにスマホを充電したい時など、限定して使うのがおすすめです。
リン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルを選ぶ
もし、これからJackeryを購入する、あるいは買い替えを検討しているのであれば、搭載されている電池の種類に注目してください。
最近のJackery製品は、耐久性と安全性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)が搭載されているので、あまり心配ありませんが、一応バッテリーの種類も頭に入れておきましょう。
従来の三元系リチウムイオン電池
サイクル寿命(充放電回数)が500〜2,000回程度。熱に比較的弱い。
リン酸鉄リチウムイオン電池
サイクル寿命が4,000回〜6,000回(毎日使っても10年以上持つ計算)。熱安定性が高く、劣化しにくい。
リン酸鉄モデルであれば、従来モデルに比べてパススルー充電による劣化リスクにも強いため、頻繁に充電しながら使うことができます。
できれば直射日光を避け、風通しの良い場所に設置する
バッテリー劣化の主原因は熱です。パススルー充電を行う際は、本体の温度が上がりすぎないよう、設置環境に気を配りましょう。
例えば、ソーラー充電中はパネルを日向に、ポータブル電源本体は延長ケーブルを使って日陰(テント内や車の陰など)に配置するなどです。
それから、吸気口・排気口(ファン)を塞がないようにし、熱がこもらないようにするといった通気性の確保も重要です。
また、布などをかけないように注意しましょう。埃よけの布などは放熱を妨げるため、使用中は外します。
UPS(無停電電源装置)として使える?

停電対策として家のコンセントとパソコンの間にJackeryを繋ぎっぱなしにしても良いのでしょうか。
結論から言うと、Jackery製品の多くは簡易的なバックアップ電源として機能しますが、パソコンのデータ保護などを目的とした本格的なUPS(無停電電源装置)の代わりとして使うことは推奨されていません。
瞬断(切り替えラグ)が発生する点に注意
Jackeryの一部のモデルにはEPS(Emergency Power Supply)という機能が備わっています。
これは、家庭用コンセントからの電力が途絶えた(停電した)瞬間に、自動的にポータブル電源のバッテリーからの給電に切り替わる機能です。
しかし、この切り替えには約0.02秒(20ミリ秒)ほどのわずかなタイムラグ(瞬断)が発生します。
照明やポータブル冷蔵庫、扇風機といった一般的な家電製品であれば、この一瞬の電力断はほとんど影響しません。そのまま動き続けることが可能です。
一方で、デスクトップパソコンやサーバー、医療機器といった精密機器は、このわずかな瞬断で電源が落ちたり、再起動してしまったりする恐れがあります。
そのため、作業中のデータ消失や機器の故障を防ぎたい場合は、パソコン専用に設計された完全なUPSを使用するのが最も安全です。
Jackeryをバックアップ電源として使う際は、電源が落ちても故障や事故につながらない家電(例:水槽のエアポンプ、冷蔵庫、照明など)に限定して接続することをおすすめします。
記事まとめ
Jackery製品は充電しながらの家電使用に問題なく対応しています。ソーラーパネルでの発電中や、車での移動中に電気を使いたいシーンでは、非常に頼りになる機能です。
しかし、その便利さの裏にはバッテリーの発熱というリスクがあることを忘れてはいけません。充電と給電を同時に行う負荷は、ポータブル電源の寿命を縮める大きな要因となり得ます。
大切な機材を長く使い続けるためには、以下のポイントを意識してください。
- パススルー充電は、どうしても必要な時の予備機能として活用する。
- 直射日光が当たる場所や、高温になる車内での連続使用は避ける。
- 耐久性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルを選ぶ。
ポータブル電源は高価なものなので、正しく使用して長く愛用しましょう。
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