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【新発売】Jackery 1500 Newのレビュー。衝撃のコスパを徹底解説

「ポータブル電源、1000Whじゃちょっと足りないんだよなぁ…」

「でも、その上の1500Wh〜2000Whクラスになると、重すぎて持ち運ぶ気が失せる…」

ポータブル電源選びで、こんな容量と重さのジレンマに悩んでいませんか?

特に冬キャンプでの電気毛布利用や、数日間の車中泊、そして本気の防災対策を考えたとき、1000Whクラス(容量約1000Wh)では心許ないのが本音です。

しかし、安心を求めて大容量モデルを選ぼうとすると、重量は20kgを超え、価格も20万円近くに跳ね上がります。

「容量は欲しい。でも、重いのも高いのも嫌だ。」

そんな全ユーザーのわがままな願いを叶える、とんでもない新機種が登場しました。 それが、「Jackery ポータブル電源 1500 New」です。

このモデル、ただの新商品ではありません。これまでのポータブル電源の常識を覆すスペックを持っています。

  • 容量1536Whなのに、重量たったの14.5kg(業界平均より約5kgも軽い!)
  • 従来モデルよりサイズを約44%も小型化
  • 最新のリン酸鉄リチウムイオン電池採用でサイクル数6000回以上
  • セール時の価格は衝撃の7万円台

まさに、中容量帯(ミドルクラス)の勢力図を塗り替える「価格破壊&軽量化モンスター」です。

しかし、ここまで安くて軽いと「機能が削られているんじゃないの?」「実際に使って不便はないの?」と気になりますよね。

本記事では、ポータブル電源を専門に扱う筆者が、Jackery 1500 New のスペックを徹底分析。

他のモデルとの比較や、購入前に必ず知っておくべき拡張性の有無などの注意点も含めて、包み隠さずレビューします。

結論から言うと、この機種は「これ1台で完結させたいライト〜ミドルユーザー」にとっては、間違いなく買いの決定版です。

なぜそう言い切れるのか? その理由を詳しく解説していきましょう。

Jackeryはこちら(公式)

目次

Jackery 1500 Newの基本スペック

  • 定格容量:Wh1536
  • 定格出力:2000W(瞬間最大4000W)
  • バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
  • サイクル数:6000回
  • 重量:14.5Kg
  • AC充電:1.5時間でフル充電
  • ソーラーパネル最大:400W
  • ソーラーパネル充電(400W):4.5時間
  • 並列接続:不可
  • 容量の拡張:不可
  • 出力ポート構成:AC×3、USB-C×2、USB-A×1、シガーソケット×1
  • EPS機能:あり(0.01秒以内)
  • パススルー機能:あり
  • 専用アプリ:あり
  • 騒音値:35dB
  • 発売日:2025年11月
  • 定価:149,800円
  • セール時の価格(目安):約75,000円前後

1500 Newはこちら(Jackery公式)

Jackery 1500 New のレビュー考察

重さ「14.5Kg」は衝撃的な軽さ

正直、スペックを見て二度見したのがこの重量です。

 これまでポータブル電源業界では、「1000Wh=10kg強」「1500Wh=18〜20kg」というのが相場でした。

1500Whクラスを買うには20kg近い米袋を持ち運ぶ覚悟が必要だったのです。

しかし、14.5kgというのは、他社の1000Wh〜1200Whクラスとほぼ変わらない重量感です。

拡張性がないことによるメリット

1500 Newは並列接続や容量の拡張ができません。

一見すると、デメリットに見えますが、見方によるとメリットとも言えます。

特にポータブル電源初心者には、別売りの拡張バッテリーを買い足してケーブルで繋だりする作業はハードルがやや高く、スペースも取ります。

また、容量を拡張できるモデルを購入したものの、結局全く使ってない、という場合も少なくありません。

そして、拡張機能を削ぎ落とし、部品点数を減らすことによって、軽量化と低価格化を実現していると考えられます。

価格破壊とも言える安さ

ポータブル電源の有名メーカーで1500Whクラスが7万円台というのは、これまでの相場(10万〜13万円前後)を大きく崩す価格設定です。

 無名ブランドならともかく、トップブランドのJackeryが、しかも「リン酸鉄リチウム」「高出力2000W」の最新モデルをこの価格で出すのは、競合他社にとって脅威以外の何物でもありません。

予算10万円以下だと1000Wモデルをおすすめすることも多かったのですが、10万円以下でも1500Wを購入できるばかりか、お釣りが来ますね。

ほとんどの家電を動かせる実用性

2000W(瞬間4000W)あることで、ドライヤーや電子レンジはもちろん、起動電力の高い電動工具や業務用の機器も十分に使用可能でしょう。

容量も1500Wクラスなので、それなりに長時間動かすことが可能な家電も多いです。

バッテリー寿命が長い

Jackeryのリン酸鉄リチウムイオン電池はこれまでサイクル数が4000回のものが多かったのですが、この1500 Newはなんと6000回です。

一気に2000回も増えました。

毎日充電したとしても、理論的には16年以上は問題なく使用できることになります。

購入前に知っておくべき3つの注意点

Jackery 1500 New は軽さとコスパにおいて最強クラスですが、その実現のためにあえて削ぎ落とされた機能も存在します。

以下の3点に納得できるかが、購入の分かれ目になります。

1. 容量不足になっても後から増やせない

これが最大の注意点です。

Jackeryの「Plus」シリーズや、EcoFlowなどの競合製品には、専用の拡張バッテリーをケーブルで繋いで容量を2倍・3倍に増やせるモデルが多く存在します。 しかし、Jackery 1500 New は拡張バッテリーに非対応です。

「将来的に、もっと長い時間使いたくなるかも…」という不安があるなら、このモデルは向きません。

逆に「1泊2日のキャンプや、スマホ充電と扇風機・電気毛布くらいで十分」と割り切れる方には、余計な接続端子がなく故障リスクも低いこのモデルが最適です。

2. AC出力ポートが「3口」しかない

1500Wh〜2000Whクラスの大容量モデルであれば、通常はACコンセントが4〜6口ついているのが一般的ですが、1500 Newは3口のみです。

例えば、ファミリーキャンプで「電気毛布を家族4人分使いたい」という場合、ポートが足りなくなります。

ただ、これには電源タップ(タコ足配線)を使うという解決策もあります。スマートに配線したいという方には合わないかもしれませんが……。

3. ソーラー充電入力は最大400Wまで

1500 Newのソーラー入力上限は400Wです。ヘビーユーザーは物足りないかもしれません。

400Wのパネル(Jackery SolarSaga 200W ×2枚など)で充電した場合、満充電まで最短でも約4.5時間かかります。

競合他社には800W〜1000Wの入力に対応し、2時間程度でソーラー満充電できる機種もあります。

「連泊キャンプで、昼間のうちに急いで満タンに戻したい」という本格的なオフグリッド派には、充電スピードが少し遅く感じるかもしれません。

とは言え、防災用や週末キャンプ用なら十分な速度でしょう。

Jackeryはこちら(公式)

徹底比較!1500 New vs 他モデル

1500 Newと1000 New、2000 Newは比較的スペックも近いので、どれを選ぶか迷っている人も多いです。

こちらでは、この3つをわかりやすく比較表にしてみました。

1500 New・1000 New・2000 Newの比較

スクロールできます
項目1500 New1000 New2000 New
定格容量1536Wh1070Wh2042Wh
定格出力2000W1500W2200W
サイクル数6000回4000回4000回
重量14.5Kg10.8Kg17.9Kg
サイズ33×22.1×24.2 cm32.7×22.4×24.7 cm33.5×26.4×29.2 cm
AC充電1.5時間で完了1.7時間で完了2時間で完了
発売日2025年11月2024年7月2024年8月
定価149,800円139,800円239,800円
セール価格(目安)約75,000円約60,000円約110,000円

※セール価格は時期によって変わる場合があります。必ず販売ページでご確認ください。

【上記3モデルの共通点】
バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池
並列接続&容量拡張:不可
ソーラーパネル:最大400Wまで
出力ポート構成:AC×3、USB-C×2、USB-A×1、シガーソケット×1

特筆すべき点としては、1000 Newと1500 Newは大きさがほぼ同じということですね。

いかに1500 Newがコンパクトかということがわかります。さすがに重さは1500 Newのほうが重いですが。

Jackery 1500 NewとEcoFlow DELTA 3 1500の比較

せっかくなので、容量が全く同じのEcoFlow社のDELTA 3 1500とも比較してみます。

スクロールできます
項目1500 NewDELTA 3 1500
定格容量1536Wh1536Wh
定格出力2000W1500W
バッテリーリン酸鉄リチウムイオン電池リン酸鉄リチウムイオン電池
サイクル数6000回3000回
重量14.5Kg16.5Kg
サイズ33×22.1×24.2 cm39.8 × 21.3 × 28.1 cm
AC充電1.5時間で完了1.5時間で完了
容量拡張不可可能
出力ポート構成AC×3、USB-C×2、
USB-A×1、シガーソケット×1
AC×6、USB-C×2、USB-A×4、
DC×2、シガーソケット×1
発売日2025年11月2025年3月
定価149,800円181,500円
セール価格(目安)約75,000円約90,000円

※セール価格は時期によって変わる場合があります。必ず販売ページでご確認ください。

DELTA 3 1500は容量の拡張が可能な点(最大5.5KWhまで)、出力ポートが多い点などからややヘビーユーザー向けと言えます。

比較してみることで、1500 Newはもっと気軽に利用したいという層に向いていることがわかりますね。

Jackery 1500 New はこんな人におすすめ

Jackery 1500 New は万能機ではありません。「拡張性」や「ポート数」を削ぎ落とした特化型モデルです。

だからこそ、以下の条件に当てはまる人にとっては、他機種と比較する余地がないほどの「ベストバイ(最適解)」となります。

1000Whでは不安だが20Kg近くのポタ電はキツイ

例えば、以下のような人。

「冬キャンプや車中泊で電気毛布を使いたい。1000Whクラスだと、朝方には残量がギリギリでヒヤヒヤする…。でも、余裕のある2000Whクラスは20kgを超えて重すぎるし、大きすぎて車に乗らない。」

このような不安がある場合、1500 Newなら1536Whあるので、電気毛布(強・約50W)を2枚同時に使っても、理論上24時間以上持ちます。

一晩(8時間)なら余裕で30%〜40%以上残ります。

1500 Newは14.5kg。灯油が入ったポリタンク(18L満タンで約16kg)よりも軽いです。

男性なら片手で、女性でも両手なら十分に持ち運べる現実的な重さです。

軽自動車やコンパクトカーで車中泊をする人

例えば、以下のような悩みがある人。

「N-BOXやハスラー、タフトなどの軽自動車で車中泊をしている。寝るスペースを確保すると、大きなポータブル電源を置く場所がない。既存の1500Whクラスはデカすぎて邪魔。」

1500 Newなら圧倒的な省スペースを実現できます。

1500 Newは従来の1500 Proと比較して体積が44%カットされています。これは、助手席の足元や、ラゲッジの隙間にすっぽり収まるサイズ感です。

また、狭い車内ではファンの音が気になりがちですが、30dB〜35dB(ささやき声レベル)の静音設計なので、頭の近くに置いても安眠を妨げません。

シンプルなポタ電が良い人

例えば、以下のような心配がある人。

「災害用に備えたいけれど、ケーブルを繋いで合体させたり、アプリで複雑な設定をするのは自信がない。いざという時に、スイッチ一つで確実に動いてほしい。」

拡張バッテリーの接続口がないため、ケーブル接続のミスや接触不良のトラブルが起きません。

充電して、置いておく。使う時はコンセントを挿す、だけで完結します。

また、自然放電が少なく、寿命も10年以上(サイクル6000回)。

一度買えば、孫の代まで…とは言いませんが、次の家電買い替えサイクルまで確実に持ちます。

コスパ重視で「1Whあたりの単価」にシビアな人

例えば、以下のような人。

「ブランド料だけで高い製品は買いたくない。最新のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載で、最もコスパが良い(Wh単価が安い)製品を探している。」

1500 Newはセール時価格(約7.5万円)で計算すると、1Whあたり約48.7円。

大手メーカー製の安全性とサポート(最長5年保証など)がありながら、中華系新興ブランド並みかそれ以下の単価です。

賢い買い物をしたという満足感が得やすいです。

逆におすすめできないのはこんな人

逆に以下のような人には1500 New ではなく、Plusシリーズや他社製品を検討したほうがよいかもしれません。

  • オフグリッドで生活したい人(拡張不可、ソーラー入力400Wは力不足)
  • 仕事で電動工具を複数同時に使いたい人(3ポートでは足りない可能性)

以上、4つのおすすめなタイプの人と、おすすめではない人をご紹介しました。

もし、おすすめタイプの人のどれか一つでも当てはまるなら、Jackery 1500 New は現在市場に出ているポータブル電源の中で、間違いなく『正解』の選択肢と言えます。

1500 Newはこちら(Jackery公式)

記事まとめ

本記事では、Jackeryの最新モデル「1500 New」について徹底解説してきました。

最後に改めて、この機種が買いである理由を整理します。

これまでのポータブル電源市場には、大きな壁がありました。 「1000Whクラスでは容量が心許ない。でも、1500Wh以上のクラスになると、急に重く、大きく、そして高価になる」という壁です。

Jackery 1500 Newは、その壁を破壊したモデルです。

もし、以下のどれか一つでも当てはまるなら、非常におすすめできます。

  • 重いのは絶対に嫌だという人
  • 冬キャンプや車中泊で、心配なく朝まで電気毛布を使いたい人
  • 防災用に備えたいが、置き場所を取りたくない人
  • とにかくコスパ重視。1円でも安く大容量が欲しい人

これらに当てはまる方にとって、Jackery 1500 New は現在販売されているポータブル電源の中で、間違いなく正解の選択肢です。

Jackeryはこちら(公式)

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